「護衛艦おおい」のトイレは水洗?洋式である。
当時のし尿処理は、停泊中は艦内貯蔵である。
航海中は海水を直接トイレに流して、そのまま海に放出していたように記憶している。
今は海洋汚染が問題となるので、当時とは違っていると思う。
「護衛艦おおい」の大便用の個室にはドアが無い。
ドアの代わりにビニールのカーテンがぶら下がっていた。
停泊中は艦が揺れないので、カーテンでも問題はない。
問題なのは航海中である。
ただでさえ揺れる艦である。
トイレに座っていても、何かに捕まっていないとずり落ちてしまう。
そのため片手で握り棒のような物をつかみ、もう片手でカーテンをつかむのである。
カーテンをつかんでいないと、艦の揺れに合わせてカーテンが開いてしまうのである。
ある日の航海中、夜、トイレに行った。
夜の艦内は赤色灯しか点いていない。
トイレも例外ではなく、ほぼ真っ暗である。
小用を済ませ海水のバルブを開けた。
すると小便器の中の海水がキラキラとブルーに輝くのである。
全部の小便器と大便器のバルブを開けてみた。
場所はトイレであるが、まるで幻想的なイルミネーションの様な美しさだった。
これは夜光虫の仕業である。
海水をそのまま取り込んでいるのでこのような事がおこるのだそうだ。


